カトリック教会の宣教師
大航海時代に入って航海技術が発達し、ヨーロッパ人がそれまで行くことができなかった地域に足を伸ばすようになる
と、多くのカトリック宣教師がアジアやアメリカへ向かった。特に南北アメリカで行われた宣教活動はカトリック教会
の歴史の中でも、最も大規模かつ有名な宣教事業となった。カトリック教会の宣教師たちはみな修道会に属し、修道会
の命を受けて派遣された。一種の多国籍企業とも言える修道会は国家の制限を超えて活躍することができたため、アメ
リカにおける初期の宣教事業は国家による制約を受けずに遂行された。しかしスペインやポルトガルといった国々がア
メリカにおける植民地体制を堅固なものとして構築していくと、その制約を受けない修道会の宣教事業の存在が邪魔と
なり、対立を繰り返しながら制限を加えるようになっていった。
15世紀以降、世界各地に盛んに宣教師を派遣した修道会としてはフランシスコ会、ドミニコ会があり、16世紀に入ると
新しく生まれたイエズス会が際立った働きを見せるようになった。イエズス会員たちが中国やインド、アジアの宣教に
おいて実践した「適応政策」は、ヨーロッパのスタイルを押し付けるのではなく、当地の文化に自分たちを合わせると
いう当時のヨーロッパ人にとっては想像もできないほど画期的な方法論であり、大きな成功を収めたが、やがて貿易事
業に利権を持つ各国政府の介入やイエズス会の急進を危険視したカトリック教会内での対抗勢力との争いがおこったた
めに頓挫することになった。19世紀後半になると再び宣教熱が高まり、従来の修道会に加えてサレジオ会などの新修道
会も盛んに宣教師を派遣するようになった。
正教会の宣教師
正教会においても特にロシア正教会では熱心な東方宣教活動が見られた。正教会の宣教師たちは、シベリア・アラスカ
等に宣教し、現地語を学び聖書を翻訳し現地語典礼を行いながら改宗者を獲得していった。日本に対してはニコライ・
カサートキンが正教を伝道し、日本正教会の礎を築いた。
キリスト教諸教派の宣教師
キリスト教の歴史の中では、プロテスタントの諸教派も盛んに宣教師を送り出して教勢の拡大につとめている。特に宗
教改革の時代、多くのプロテスタントの宣教師がヨーロッパ各地で活躍し、新たな信徒を獲得することになった。他に
もキリスト教系の新興宗教であるエホバの証人の信徒たちが盛んに宣教活動を行うことはよく知られている。末日聖徒
イエス・キリスト教会(モルモン教)も信徒を派遣して宣教活動を行っている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
日本のキリスト教宣教師は有名なフランシスコ・ザビエルですね。
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